
アジアの海の大英帝国 19世紀海洋支配の構図
アジアノウミノダイエイテイコク
- 著: 横井 勝彦

極西の島国イギリスがなぜ極東の海を制し得たか
19世紀中葉、幾多の植民地をもち、世界市場の制覇を狙うイギリスにとって、海外権益の維持・拡充を保証する海洋支配体制の確立は急務であった。その柱となったのは、近代化され、整備された海軍力と造船業、事あるときに「陰の海軍」の役割をも担う海運業である。東アジアの海をも制し得た、大英帝国によるたくみな海洋支配の構造を明らかにする。
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目次
1.帆船と蒸気船
2.アヘン戦争と東インド会社
3.アロー戦争前後の英米海軍
4.海洋支配の構造
5.ヴィクトリア時代の軍縮論と軍拡論
書誌情報
紙版
発売日
2004年03月12日
ISBN
9784061596412
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1641
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:本書は、1988年に同文舘出版株式会社から刊行された同名の書を底本として、文庫化したもの。