
森の文化史
モリノブンカシ
- 著: 只木 良也

太古、豊かな照葉樹林に囲まれていた日本列島。しかし二千年前の登呂遺跡から出土した木製品はスギ材にかわり、現在の白砂青松はさらなる森の荒廃を証明している。日本の環境破壊は弥生時代に起こっていた――。「森の文化」と呼ばれるわが国で、人びとは森林とどのように接してきたのか。そしてその先に見えてくる、文明と自然の共生関係とは何か。
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目次
序章 森・林・木・人
第2章 森の文化史
第3章 気候を表現する
第4章 移りゆく自然
第5章 森のエコシステム
第6章 森の環境学
終章 いつまでも森の恵みを得るために
書誌情報
紙版
発売日
2004年06月12日
ISBN
9784061596627
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1662
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:1981年、小社より刊行されたものを原本とした。