
上海物語
シャンハイモノガタリ
- 著: 丸山 昇

郭沫若、佐藤春夫、金子光晴、魯迅、丁玲……
戦前・戦中の上海に展開された人間ドラマ
中国のなかの外国、租界を抜きに、上海の歴史は語れない。それは、欧米や日本による中国半植民地化の象徴であった。帝国主義対半植民地、革命対反革命。矛盾、対立が渦巻く国際都市上海には、さまざまな国の人々のさまざまな想いが交錯した。激動と混沌の街を舞台に展開された、魯迅、郭沫若、金子光晴、内山完造、スメドレーらの活動の軌跡を追う。
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目次
1 漁村から租界へ
2 光を求めて
3 戦争と人間
4 エピローグ
書誌情報
紙版
発売日
2004年07月11日
ISBN
9784061596672
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1667
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:1987年に集英社より刊行されたものを原本とした。