言語と脳

言語と脳

ゲンゴトノウ

講談社学術文庫

人間は、どこで、どのようにして言葉を操るのだろうか。話す、聞く、読む、書く……。人と動物を分かつ高次な精神活動、言語。ガルの骨相学、鏡映文字、ブローカ中枢など脳の機能の解明に尽力した先学の努力の成果の跡を辿りながら、人間を人間たらしめる言語と脳との複雑精妙な関係を興味深く紹介し、難問に挑む科学者の姿を描く。


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目次

第1章 精神の座はどこか
第2章 言語の大脳局在論
第3章 左利きの人の言語と脳
第4章 鏡映文字
第5章 ブローカ中枢
第6章 ウェルニッケ中枢
第7章 視覚性言語中枢
第8章 日露戦争と失語症患者
第9章 「話すこと」だけの障害
第10章 「言葉の理解」だけの障害
第11章 「読むこと」だけの障害
第12章 「書くこと」だけの障害
第13章 脳機能画像法の登場
第14章 言語と脳の今日的地平
第15章 漢字と仮名の解離について

書誌情報

紙版

発売日

2004年08月11日

ISBN

9784061596726

判型

A6

価格

定価:1,056円(本体960円)

通巻番号

1672

ページ数

272ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

底本:本書は、1985年4月、紀伊国屋書店刊行の『言語と脳』を底本とした。

著者紹介

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