
落 語
ラクゴ
- 著: 興津 要

落語の歴史を展開する芸と芸人の四百年史
戦国期、武将のために御伽衆(おとぎのしゅう)が語った滑稽話を淵源とする落語。それは時を経て庶民のものとなり、江戸では江戸中期に円生、幕末・明治期に円朝らの名人を輩出、隆盛の礎を築いた。明治以降、マスコミの発達に伴って落語の人気は全国的となり、多様な芸風を生みつつ、一層の繁栄へと向かう。笑いを求める民衆が育んだ話芸、その芸と芸人の四百年史。
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 落語家誕生
第2章 街頭の芸術家たち
第3章 お座敷落語は花ざかり
第4章 ひらけゆく寄席の世界
第5章 円朝売り出す
第6章 花ひらく近代落語
第7章 栄光への道
第8章 かにかくに落語は恋し
第9章 昭和落語のプロローグ
第10章 落語こそわがいのち
書誌情報
紙版
発売日
2004年09月12日
ISBN
9784061596757
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1675
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
本書は1968年に角川書店から刊行された同名の書を文庫化したもの。