
江戸城の宮廷政治
エドジョウノキュウテイセイジ
- 著: 山本 博文

江戸城大広間は大名たちにとって藩の命運をかけた戦場だった。江戸に屋敷を構え、席を江戸城に与えられた大名は、幕閣や諸大名との交際に奔走、情報収集と友好関係の構築に尽力した。大坂の陣、転封、島原の乱と藩主の急死。うち続く危難に肥後熊本の細川藩はどう対処したか。藩主父子が残した膨大な往復書簡から幕藩体制確立期の権力抗争を活写する。
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目次
プロローグ――細川忠利の人質時代
第1章 「宮廷社会」の成立
第2章 中央政局の変転
第3章 江戸の大名生活と細川氏
第4章 肥後熊本に転封
第5章 家光の御威光
第6章 島原の乱と細川氏の栄光
第7章 天下泰平
エピローグ――御家存亡の危機
書誌情報
紙版
発売日
2004年11月12日
ISBN
9784061596818
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1681
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:1993年、読売新聞社より刊行されたものを原本とした。