
愛の思想史
アイノシソウシ
- 著: 伊藤 勝彦

西洋思想を貫く精神と性のドラマ
精神と性との間のドラマ、愛。古来、西欧の思想と文学は愛をめぐって展開してきた。ギリシア的少年愛パイデラスティア、一貴婦人に熱誠を捧げる中世の騎士道的愛、ひたすら自己充足をめざす近代的エゴティズムの愛。人間存在の永遠のテーマ、愛。その思想の歴史を追い、西洋文化の核心と特色を探り、愛とは何かを追究する。
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目次
1 精神と性との間のドラマ
2 ギリシア的愛
3 中世的愛
4 近代的愛
5 現代において愛は存在するか
補論 永遠性のエロス
書誌情報
紙版
発売日
2005年01月09日
ISBN
9784061596931
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
1693
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本『<新装版>愛の思想史』1980年1月、紀伊國屋書店刊を底本とした。