
修験の世界
シュゲンノセカイシゲンノセイメイウチュウ
- 著: 久保田 展弘

大峯山、熊野三山、出羽三山、比叡山――
行場に身を置き日本人の宗教世界に迫る
大峯山の奥駈け修行、山上ケ岳岩場での捨身行、熊野三山の巡拝、出羽三山の笈からがき・梵天作法、そして比叡山の千日回峰行と十万枚大護摩供。各地の行場に身を置き、修験者の修行に同行あるいは自ら行を実践した著者は、大自然とそこに育まれた生命の共鳴を聞く。それこそが信仰の原点だった――。山岳宗教を通して探究する、日本人の宗教世界の形。
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目次
第1章 いま、修験道がもつ意味
第2章 大峯山の修験道
第3章 出羽三山の修験道
第4章 比叡山の修験道
第5章 修験道――ミクロとマクロの宇宙
書誌情報
紙版
発売日
2005年03月12日
ISBN
9784061597013
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1701
ページ数
328ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
本書は、1988年5月、新潮社より刊行された『修験道・実践宗教の世界』を大幅に加筆し、改題したもの。