
律令制の虚実
リツリョウセイノキョジツ
- 著: 村井 康彦

外来文物の日本的受容による古代国家形成と国風文化の開花
東アジアの東端に位置する日本は、大陸や半島の影響を受けつつ古代国家を形成した。しかし、その外来文化は日本的受容によって独自の展開を遂げる。律令国家の誕生から、奈良朝の変遷と絢爛たる天平文化、平安遷都、貴族社会の成立、国風文化の開花、そして武士の擡頭までを描出。奈良~平安時代の社会と文化の底流にある古代日本の特性を追究する。
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目次
序章 歴史における建前と本音
第1章 東アジアの中の日本
第2章 宮都の形成と律令制
第3章 奈良朝の政治と文化
第4章 王朝貴族とその世界
第5章 国風文化の成立と特質
書誌情報
紙版
発売日
2005年04月10日
ISBN
9784061597037
判型
A6
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
1703
ページ数
280ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:1976年、小社より刊行されたものを原本とした。