
中世都市 鎌倉
チュウセイトシカマクライセキガカタルブシノミヤコ
- 著: 河野 眞知郎

世界遺産登録を目指し、発掘調査の進む鎌倉。武家屋敷跡、陶磁器、銭貨等、出土した遺物は、国内はもとより遠く中国からも膨大な物資や技術を引き寄せ、呑み込んだ消費都市鎌倉の実相を物語る。文献史料だけでは見えてこない武士の栄華の実態、庶民生活、食文化等々、興味深い事象を考古学的洞察で究明、読者を中世史学の新たなフィールドへと誘う。
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目次
はじめに――鎌倉学事始?
第1章 鎌倉を歩く
第2章 武家屋敷を訪ねて
第3章 お寺に行こう
第4章 お墓はどこに
第5章 鎌倉の「食」
第6章 「消費」する都市
むすびにかえて――幕府最期の日とその後
書誌情報
紙版
発売日
2005年06月12日
ISBN
9784061597136
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1713
ページ数
336ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1995年に小社から刊行された、選書メチエ『中世都市鎌倉─遺跡が語る武士の都』