昭和天皇(下)

昭和天皇(下)

ショウワテンノウ

講談社学術文庫

「意思なき君主」か「意思ある大元帥」か
日本人にとっての天皇とは

2001年ピュリッツァー賞受賞作

広がる戦火、そして敗戦。天皇は帝国日本の御輿にすぎなかったのか、それとも軍事情報に精通し作戦指導にも関与する、実質を伴う大元帥だったのか。戦後の占領政策と昭和天皇像が「日米合作」によって作られたことを解明し、日本の戦後史におけるアメリカの役割を鋭く批判。そして天皇は「意思なき君主」か否かという、近現代史最大のテーマに迫る。


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目次

第3部 陛下の戦争(続き)
 第10章 戦争の泥沼化と拡大
 第11章 真珠湾への道
 第12章 大元帥の試練
 第13章 遅すぎた降伏
第4部 内省なきその人生
 第14章 創り直された君主制
 第15章 東京裁判
 第16章 神秘性をとりもどす
 第17章 静穏な晩年と昭和の遺産

書誌情報

紙版

発売日

2005年08月12日

ISBN

9784061597167

判型

A6

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

通巻番号

1716

ページ数

512ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

2002年に小社から刊行された同名の書を文庫化

著者紹介

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