
東西文化の交流
トウザイブンカノコウリュウ
- 著: 松田 壽男

東西を結んだ三本のシルクロード
ステップ=ルート、オアシス=ルート、海上ルート
かつて東と西を結んだのは、いわゆる「シルクロード」だけではない。それより北のステップ地帯を貫くルート、東南アジアの沿岸諸港を中継点とする海上の道もまた「シルクロード」同様に重要なルートであり、どちらも中国の絹をはこぶ「絹の道」であった。これらのルートやそれを支えた人々が、東西のはざまでいかなる役割を演じていたかを考察する。
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目次
序章 世界史における東西交渉
第1章 東西交渉と極奥アジア
第2章 東西交渉と河西通廊
第3章 東西交渉とモンゴリア遊牧民
第4章 東西交渉とシベリア森林民
第5章 東西交渉と古代のカンボジア
第6章 東西交渉とスマトラ島
書誌情報
紙版
発売日
2005年11月12日
ISBN
9784061597365
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1736
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:1987年に六興出版から刊行された『松田壽男著作集』第3巻を底本とした。