
西洋近世哲学史
セイヨウキンセイテツガクシ
- 著: 量 義治

エラスムスからヘーゲルまで
近代を切り拓いた哲学
ルネサンス以降、ダイナミックに展開した西洋の哲学。現代哲学の肥沃な地盤となった近世哲学は、哲学の主題、主観に新たな理解を加え、自己意識を大きく深化させた。新しい人間、新しい神、新しい世界の発見。エラスムスからデカルト、カント、ヘーゲルに至る流れをキリスト教との関わりにおいて巨視的に見据え、現代思想へと熟成してゆく近世哲学を明解に概説する。
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目次
第1章 近世哲学の概観
第2章 揺籃期の哲学1――ルネサンスの哲学
第3章 揺籃期の哲学2――宗教改革
第4章 揺籃期の哲学3――科学革命
第5章 合理論の哲学1――デカルト
第6章 合理論の哲学2――スピノザ
第7章 合理論の哲学3――ライプニッツ
第8章 経験論の哲学1――ベーコンとホッブズ
第9章 経験論の哲学2――ロック
第10章 経験論の哲学3――バークリとヒューム
第11章 批判哲学1――形而上学
第12章 批判哲学2――道徳と宗教
第13章 ドイツ観念論の哲学1――フィヒテ
第14章 ドイツ観念論の哲学2――シェリング
第15章 ドイツ観念論の哲学3――ヘーゲル
書誌情報
紙版
発売日
2005年12月11日
ISBN
9784061597372
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1737
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:1995年3月、放送大学教育振興会より刊行されたものを底本とした。