
楔形文字入門
クサビガタモジニュウモン
- 著: 杉 勇

ハンムラピ法典やアマルナ文書を読む
古代文字が語るオリエントの社会と思想
エンテメナの碑文、ハンムラピ法典、アマルナ文書。古代オリエントの社会と思想を現代に伝える楔形文字は、どんな構成を持ち、どうやって解読されたのか――。3000年にわたりメソポタミア全域で使用された古代文字の世界を、斯界の泰斗が平易にそして深く紹介。本書は、興味深い解読史と丁寧な言語学的概説で高い評価を得る、最良の楔形文字入門である。
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目次
1.楔形文字の解読
1.解読前史――18世紀まで
2.古代ペルシア(第1種)文字の解読
3.エラム(第2種)文字の解読
4.バビロニア(第3種)文字の解読
2.楔形文字の世界
1.楔形文字のはじまり
2.楔形文字の構成原理
3.ニネヴェの図書館
4.古代人の文字学習
3.楔形文書さまざま
1.楔形文字で書かれた諸言語
2.8ヵ国語による楔形文書の実例
書誌情報
紙版
発売日
2006年01月12日
ISBN
9784061597440
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1744
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:本書の原本は、1968年9月に中央公論社より刊行。
著者紹介
著: 杉 勇(スギ イサム)