
近世の日本と朝鮮
キンセイノニホントチョウセン
- 著: 三宅 英利

日朝間がもっとも幸福だった時代
2000年に及ぶ日本と朝鮮との交流の中で、江戸時代に両国の平和がもっとも保たれ、友好的たり得たのはなぜか。文禄・慶長の役で断たれた日朝関係修復交渉の基本に、家康がおいた「和好」の精神、国交再開後12回も来朝した朝鮮通信使、銀の路の核をなした対馬藩の倭館貿易……。東アジアの国際関係を視野に入れつつ、鎖国下の日朝関係を捉え直す。
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 東アジア社会への復帰
第2章 朝鮮通信使
第3章 銀の路――対馬藩の倭館貿易――
第4章 日本における朝鮮観
第5章 朝鮮官民の日本観
書誌情報
紙版
発売日
2006年02月12日
ISBN
9784061597518
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
1751
ページ数
304ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
1993年12月に朝日新聞社から刊行された『近世アジアの日本と朝鮮半島』を改題し、文庫化。