
幕末遣欧使節団
バクマツケンオウシセツダン
- 著: 宮永 孝

攘夷の嵐が吹き荒れる幕末。先に欧米に約した開市開港の実施延期を要請するため、幕府はヨーロッパに使節団を派遣した。文久二年、総勢三十八名のサムライたちは、西洋事情調査の命をも受けて、仏・英・蘭・露など六ヵ国を歴訪。一年にも及ぶ苦難と感動に満ちたこの旅を、彼らの日記や覚書、現地の新聞・雑誌の記事等をもとに、立体的に復元する。(講談社学術文庫)
38人のサムライ達の苦難と感動に満ちた旅文久2年、開港延期交渉の命を受け、欧州6ヵ国を歴訪した幕府の使節団。その一年余の旅を、日記や現地の新聞・雑誌等の記事をもとに立体的に復元、追体験する。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
第1章 渡航
第2章 フランス入り
第3章 イギリスへ
第4章 オランダ滞在記
第5章 プロシア(ベルリン)
第6章 ロシア(ペテルブルグ)
第7章 最終訪問国ポルトガル
第8章 帰航
第9章 使節の歴史的評価
書誌情報
紙版
発売日
2006年03月12日
ISBN
9784061597532
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
1753
ページ数
384ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2013年01月18日
JDCN
0615975300100011000I
初出
底本:1989年6月、新潮社より刊行された『文久二年のヨーロッパ報告』を底本とした。