
仏教の倫理思想
ブッキョウノリンリシソウブッテンヲミドクスル
- 著: 宮元 啓一

孤独を恐れず、高い志をもち、なにものにも、とらわれるな!
仏教が興って二千五百年余。この間、仏教は大乗と小乗とに分かれ、大きな差異も生じたが、仏教のもつ高度な倫理性が、両者に共通するテーマであることに変わりはない。本書では、無執著に徹せよと説く『スッタニパータ』『金剛般若波羅蜜経』、高邁な志を抱けと教える『法華経』という三つの代表的仏典に即して、仏教の核をなす倫理思想を解き明かす。
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目次
1 ただ独り――『スッタニパータ』「犀の角」
2 高貴な道――『法華経』「方便品」より
3 無執著――『金剛般若波羅蜜経』より
書誌情報
紙版
発売日
2006年04月12日
ISBN
9784061597600
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
1760
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社学術文庫