
金属と日本人の歴史
キンゾクトニホンジンノレキシ
- 著: 桶谷 繁雄

草薙剣、奈良の大仏、日本刀、火縄銃――
人は金属器を造り 金属器は歴史を創った
人間と金属が織りなす壮大なロマン。西洋に例のない独特の音色をもつ梵鐘はどのように生まれたか。完成まで28年を要した奈良の大仏はどうやって作られたか。鋭さと美をあわせもつ日本刀の秘密、また時代を変えた火縄銃、その兵器革命はいかに展開したか――。歴史を創った日本人と冶金技術の興味深い関係を、金属学の泰斗が平易な文章で綴る。
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目次
第1章 原始の生活
第2章 草薙剣
第3章 古代における鋳造と冶金
第4章 鉄を作る
第5章 歴史の中から
第6章 鐘の作り方
第7章 奈良の大仏
第8章 刀の歴史
第9章 日本刀を作る
第10章 冶金の状況
第11章 鉄砲とその製造の歴史
第12章 鎖国の間に
第13章 飛躍と停滞
第14章 日本製鉄工業の夜明け
書誌情報
紙版
発売日
2006年07月12日
ISBN
9784061597723
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
1772
ページ数
232ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:本書の原本は1965年7月に小社より刊行された『金属と人間の歴史』