
十二世紀ルネサンス
ジュウニセイキルネサンス
- 著: 伊東 俊太郎

中世の真っ只中、閉ざされた一文化圏であったヨーロッパが、突如として「離陸」を開始する12世紀。東方からシチリアへ、イベリア半島へ、ギリシア・アラビアの学術がもたらされる。ユークリッド、プトレマイオス、アル=フワーリズミーなどが次々とラテン訳され、飛躍的に充実する西欧の知的基盤。先進的アラビアとの遭遇が生んだ一大転換期を読む。
アラビア世界から西欧へ
中世の眠りを覚ます 創造的文明移転の時代
中世の真っ只中、閉ざされた一文化圏であったヨーロッパが、突如として「離陸」を開始する12世紀。東方からシチリアへ、イベリア半島へ、ギリシア・アラビアの学術がもたらされる。ユークリッド、プトレマイオス、アル=フワーリズミーなどが次々とラテン訳され、飛躍的に充実する西欧の知的基盤。先進的アラビアとの遭遇が生んだ一大転換期を読む。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
目次
第1講 十二世紀ルネサンスとは何か
第2講 十二世紀ルネサンスのルートと担い手
第3講 シャルトル学派の自然学
第4講 シリア・ヘレニズムとアラビア・ルネサンス
第5講 アラビアから西欧へ
第6講 シチリアにおける科学ルネサンス
第7講 ロマンティック・ラブの成立
書誌情報
紙版
発売日
2006年09月08日
ISBN
9784061597808
判型
A6
価格
定価:1,298円(本体1,180円)
通巻番号
1780
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2016年12月16日
JDCN
0615978000100011000C
初出
原本:本書の原本は1993年に岩波書店より刊行。