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東京大学の歴史 大学制度の先駆け
トウキョウダイガクノレキシダイガクセイドノサキガケ
- 著: 寺崎 昌男

新学年はなぜ4月? 総長の選出法、教員の停年制、「優良可」方式の成績評価……
東大に見る、日本の大学制度の歴史
新学年はなぜ4月に始まるのか? 成績評価が優・良・可方式なのはなぜ? 教員の停年制の開始は? 今日では当然のごとく思われている諸制度は、いつ始まったのか。大学のさまざまな慣行や制度、東大内部の事件と見えながら、近代日本の大学制度史と不可分の出来事等を、東大の歴史の内に追い、併せて大学を取り巻く今日的な課題について考察する。
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目次
1 プロムナード東京大学史
学年暦――四月新学年はどうして始まったか
キャンパスと校地――本郷校地に思いをかけた人々
学部――大学の「基本組織」の変遷
大学院――東京大学の軌跡のなかで
講座制――何のために導入されたか
学位――どう変わってきたか
附置研究所――歴史の示すもの
総長――その選ばれ方の歴史
停年制――それはどのように始まったか
成績と評価――「優良可」方式はどうして始まったか
外国人教師――大学建設への貢献
女子入学――東京大学と女子学生
五月祭――東大の祭りのはじめ
2 明治二本と東京大学
3 その後の東京大学
書誌情報
紙版
発売日
2007年01月12日
ISBN
9784061597990
判型
A6
価格
定価:1,155円(本体1,050円)
通巻番号
1799
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
’92年に東京大学出版会から刊行された『プロムナード東京大学史』を底本とする。文庫化にあたって「2 沿革史と大学史料」を削除し、新たに「3 その後の東京大学」を補筆。