
絵で見るパリモードの歴史 エレガンスの千年
エデミルパリモードノレキシエレガンスノセンネン

美への欲望と世相と服飾
パリファッション 1000年の歩み
女性のお洒落への憧れはいつの時代も変わらない。パリはガリアの時代からファッションのメッカであった。すけすけのドレス、雲を衝く角飾り、釣鐘状のスカート。突飛な風体や豪奢な装いで流行の先端を闊歩する女たち。聖職者の譴責も国王の禁止令も無視し、贅を尽くす。美へのあくなき欲望と時代の世相が織りなす服飾の歴史、パリの貴婦人たちのエレガンス、千年の軌跡を追う。
すでにパリは、ヨーロッパにおけるモードのメッカであり、モードのトレンドを牛耳っていたのである。当然のことながら、情報の発信源であるパリやこれにつづくブルゴーニュの宮廷には、豪華さを競う美女が犇き合っていた。発掘された勘定書に添付された明細からも、彼女らがいかに莫大な金をお洒落のためにつぎこんでいたかがよく分かる。年代記作者らによれば、その蕩尽ぶりには、当時の人びとも目を回したという。――<本書「序文」より>
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目次
第1章 中世
第2章 ルネサンス
第3章 アンリ3世
第4章 アンリ4世とルイ13世
第5章 太陽王
第6章 摂政オルレアンとルイ15世
第7章 ルイ16世
第8章 大革命と第一帝政
第9章 王政復古と七月王政
第10章 二月革命から世紀末まで
書誌情報
紙版
発売日
2007年01月12日
ISBN
9784061598003
判型
A6
価格
定価:1,265円(本体1,150円)
通巻番号
1800
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫