
科学とオカルト
カガクトオカルト
- 著: 池田 清彦

ニュートンもケプラーも錬金術師だった。客観性を謳う科学の登場は、たかだか数百年前のことである。近代産業社会が、オカルト理論に公共性を要請した時、秘術は「近代科学」として生まれ変わった。「万能の学=科学」と現代オカルトは、原理への欲望とコントロール願望に取り憑かれ、どこまで行くのだろうか。社会と科学とオカルトの三者の関係を探究し、科学の本質と限界に迫る。(講談社学術文庫)
科学の本質と歴史を裏側からあぶりだす! 社会、科学、オカルト。この3つにはどんな関係があるのか? 客観的な科学の登場は、たかだか数百年前のことである。科学史の視点から、科学の本質を探る論考。
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目次
第1章 科学の起源
第2章 オカルトから科学へ
第3章 科学の高度化と専門化
第4章 科学が説明できることと説明できないこと
第5章 心の科学とオカルト
第6章 現代オカルトは科学の鏡である
第7章 カルトとオカルト
第8章 科学とオカルトの未来
書誌情報
紙版
発売日
2007年01月12日
ISBN
9784061598027
判型
A6
価格
定価:836円(本体760円)
通巻番号
1802
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2014年10月24日
JDCN
0615980200100011000D
初出
1999年にPHP研究所から刊行された『科学とオカルト』に加筆・修正を加えて文庫化。