フロイト=ユンク往復書簡(上)

フロイト=ユンク往復書簡(上)

フロイトユンクオウフクショカン

講談社学術文庫

熱い連帯に支えられ、旧来の医学界に敢然と挑む
2つの巨星

20世紀が生んだ2人の巨人、フロイトとユンク。1906年4月11日付のフロイト書簡を皮切りに、2人の間に約7年、360通に及ぶ文通が始まる。フロイトはユンクを溺愛して「息子」と呼び、ユンクも「父」なる師に忠実に応えた。2人は同志として連帯し、精神分析を否定する医学界に敢然と戦いを挑む。本巻では1906―09年の書簡を収録。

2人は1906年の4月、文通をはじめた。11ヵ月後、2人ははじめてウィーンで会い、ユンクの言葉によれば休みなく13時間も語りあった。その後7年間、2人は数日の間隔をおいて文通を続けた。……2人の書簡の中には、相互の友情の発展と密接な協力、それに最終的訣別の歴史が独特の明白な感動的方法でくりひろげられている。――<本書「解説者序文」より>


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目次

解説者序文
謝辞
ドイツ語版に寄せて
1906年
1907年
1908年
1909年

書誌情報

紙版

発売日

2007年03月10日

ISBN

9784061598126

判型

A6

価格

定価:1,056円(本体960円)

通巻番号

1812

ページ数

288ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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