フロイト=ユンク往復書簡(下)

フロイト=ユンク往復書簡(下)

フロイトユンクオウフクショカン

講談社学術文庫

緊密な関係に亀裂、フロイトとユンク、訣別へ!

師弟として、父子として、濃密な関係にあったフロイトとユンクだったが、1911年、リビドー理論をめぐって2人の間にさざ波が立ちはじめる。この亀裂は深刻化し、やがて1913年、関係解消を呼びかけるフロイトの手紙にユンクが即応し、2人は悲劇的な結末を迎えることとなった。本巻では、訣別へと至る1910―13年の書簡を中心に収録。

フロイトとユンクの往復書簡は、2人のすぐれた人物のきわめて実り多い、しかも最終的にはまさに悲劇となった遭遇の直接のあかしである。この悲劇は、2人の出会いそのものの中に、そして、まさに古典劇の模範どおりに否応なく終局に向かって突進していった往復書簡の劇的経過の中に見受けられる。――<本書「編者による解説」より>


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目次

1910年
1911年
1912年
1913―23年
編者による解説

書誌情報

紙版

発売日

2007年04月12日

ISBN

9784061598133

判型

A6

価格

定価:1,155円(本体1,050円)

通巻番号

1813

ページ数

336ページ

シリーズ

講談社学術文庫

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