
合戦の文化史
カッセンノブンカシ
- 著: 二木 謙一

武器、武具、戦闘法、生死観……
戦う者の心情と戦場の舞台裏
時代の最先端の技術が集約される戦争において、古代より武器・武具はどのように進化し、戦闘法はどう変わったのか。また、勇壮な舞台の裏側で死を覚悟した武士は何を思ったのか。「晴れの場」であった戦場における武士のいでたちと戦い方から、死者の葬礼・供養など儀礼にいたるまで、有職故実研究の第一人者が、合戦の知られざる背景を明らかにする。
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目次
1 日本における武器の発生
2 古代日本の軍事体制
3 坂東の「兵(つわもの)」たち
4 源平武将出陣のいでたち
5 鎌倉武士と武芸
6 室町幕府の京都防衛と将軍親衛隊
7 戦国時代の武器と戦闘
8 戦国武将と死の覚悟
9 戦国時代の葬礼と供養
10 天下統一期の軍紀と刑罰
11 江戸幕府の軍事制度
12 江戸時代の武術と兵法学
13 幕末における洋式軍事研究
14 維新政府の軍事改革
書誌情報
紙版
発売日
2007年06月09日
ISBN
9784061598232
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1823
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
底本:1979年に新人物往来社より刊行された『合戦の舞台裏』を底本とした。