
満州国
マンシュウコク
- 著: 岡部 牧夫

「王道楽土」「五族協和」と満州国支配の実態
王道政治、五族協和、財閥排除等のスローガンのもと、ソ連社会主義や中国民族主義への砦、鉱物資源や農産物の供給基地という役割を担い、「日本の生命線」として生まれた満州国。しかしそれは出発点から、日本のかいらいとしての宿命を負っていた。以来、建国の理想をことごとく裏切った、14年に及ぶ日本による満州国支配の実態を明らかにする。
※本書の原本は、1978年、三省堂より刊行されました。
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目次
序章 現代史のなかの<満州>
1 満州国の誕生――かいらい国家の政治史
2 戦争準備と産業開発――五か年計画とその矛盾
3 配達されない手紙――満州国の農業政策
終章 満州国の遺産はなにか
書誌情報
紙版
発売日
2007年12月12日
ISBN
9784061598515
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1851
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
原本:本書の原本は1978年、三省堂より刊行。