
アフォーダンス入門 知性はどこに生まれるか
アフォーダンスニュウモンチセイハドコニウマレルカ
- 著: 佐々木 正人

アフォーダンスとは環境が動物に提供するもの。身の周りに潜む「意味」であり行為の「資源」となるものである。地面は立つことをアフォードし、水は泳ぐことをアフォードする。世界に内属する人間は外界からどんな意味を探り出すのか。そして知性とは何なのか。20世紀後半に生態心理学者ギブソンが提唱し衝撃を与えた革命的理論を易しく紹介する。(講談社学術文庫)
知覚・認知に関する近代的常識を覆す理論。20世紀後半生態心理学者ギブソンが提唱した概念は広い領域に衝撃を与えた。外界は人間に対してどんな意味を持つのか、知性とは何なのか、新理論の核心を解説。
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目次
第1章 さんご礁の心理学
生きものには「まわり」がある
第2章 生きものはこのようにはふるまわない
ミミズには知能がある
第3章 「まわり」に潜んでいる意味――アフォーダンス
振動の出来事を聴きわける
第4章 知覚する全身のネットワーク
行為はアフォーダンスに動機づけられて始まる
第5章 運動のオリジナル
どの部分も回っている
書誌情報
紙版
発売日
2008年03月11日
ISBN
9784061598638
判型
A6
価格
定価:1,166円(本体1,060円)
通巻番号
1863
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2013年02月22日
JDCN
0615986300100011000M
初出
原本:本書は、1996年12月、講談社現代新書『知性はどこに生まれるか』を原本とした。