
事典の語る日本の歴史
ジテンノカタルニホンノレキシ
- 著: 大隅 和雄

「知」はいかに集成・分類され伝えられたか 道真が心血を注いだ『類聚国史』、初の日本語辞書『倭名類聚抄』、武士の教科書『太平記』、近世和学の集大成『古事類苑』……日本人の精神の系譜を類書に辿る。
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目次
第1章 『類聚国史』――律令国家をとらえる
第2章 『倭名類聚抄』――国風文化を俯瞰する
第3章 『古今著聞集』――貴族文化を仰ぎ見る
第4章 『塵袋』と『あい嚢鈔』――知的体系を模索する
第5章 『太平記』――人間のすべてを描き出す
第6章 『日葡辞書』――異文化と出会う
第7章 『和漢三才図会』――元禄文化の知的基礎を整序する
第8章 『武家名目抄』――武家文化を概観する
第9章 『厚生新編』――西欧の百科事典に出会う
第10章 『波留麻和解』から『三語便覧』まで――横文字と格闘する
第11章 『百科全書』と『明治節用大全』――知的世界を拡大する
第12章 『古事類苑』――近世和学を集大成する
第13章 『日本百科大辞典』――世界に伍して百科事典を作る
書誌情報
紙版
発売日
2008年06月12日
ISBN
9784061598782
判型
A6
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
1878
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
本書の原本は、1988年10月、そしえてより刊行。