殉死の構造

殉死の構造

ジュンシノコウゾウ

講談社学術文庫

主君を追って死を選んだ武士の心情とは? 殉死は献身の道徳、忠誠心ゆえの行為だったのか。『阿部一族』の事件を契機に、近世武家社会の殉死者たちの行動を丹念に考証し、意外な殉死の本質を抉り出す。


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目次

プロローグ 殉死と忠誠心
1 阿部一族の悲劇
2 情死としての殉死
3 細川忠利の殉死者
4 細川忠興と光尚の殉死者
5 伊達政宗の殉死者
6 下層の殉死者たち
7 殉死者とかぶき者
8 「忠臣蔵」の本質
9 武士道の成立事情
エピローグ 殉死解釈にみる死生観の転換

書誌情報

紙版

発売日

2008年09月12日

ISBN

9784061598935

判型

A6

価格

定価:990円(本体900円)

通巻番号

1893

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社学術文庫

初出

1994年、弘文堂より刊行

著者紹介

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