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モーツァルト=翼を得た時間
モーツァルトツバサヲエタジカン
- 著: 礒山 雅

軽やかに飛翔する音楽の秘密、名演の聴き方 「休みなく、天衣無縫の遊動を続ける」音楽。そこに刻みこまれる「永遠」。なぜかくも素晴らしいのか。どう「再現」されるべきか。多彩で贅沢なモーツァルト論。
Ⓒ礒山雅
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目次
第1章 音楽の時間を翔る鳥――動き続ける永遠
第2章 父、レーオポルト――管理との闘い
第3章 モーツァルトとヨーゼフ2世――ウィーンにおける10年
第4章 《フィガロの結婚》――「与える」方向での人間化
第5章 美を発見する天才――輝ける《ドン・ジョヴァンニ》
第6章 《コシ・ファン・トゥッテ》――モーツァルトの愛の讃歌
第7章 「協奏曲」――開かれた会話の音楽
第8章 死と救済――《魔笛》と《レクイエム》をめぐって
第9章 変わらざるモーツァルト――情報の洪水のなかで
第10章 モーツァルト演奏は、大胆に――《クラヴィーア・ソナタ イ短調》の演奏史
第11章「切実な」モーツァルトをめざして――ワルター、古楽器、アーノンクールなど
第12章 モーツァルトの美意識を探る――管楽器の用法から
書誌情報
紙版
発売日
2008年10月11日
ISBN
9784061598980
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1898
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2020年11月06日
JDCN
06A0000000000243027R
初出
1988年12月、東京書籍より刊行された「モーツァルトあるいは翼を得た時間」を原本とし、第12章として「思想」(岩波書店)2006年第12号所収「モーツァルトの美意識を探る」を収録。