人魚と提琴 玩具館綺譚

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人魚と提琴 玩具館綺譚

ニンギョトヴァイオリンガングカンキタン

講談社ノベルス

静でいて驚!耽美でいて壮快!幻想にして娯楽!新人にして風格!
『新耳袋』の木原浩勝氏 推薦

「デビュー作には著者の全てが含まれている……という。確かにこの作品の中には著者・石神茉莉自身の全てが詰まっている。石、猫、提琴(ヴァイオリン)、ホラー、人魚、これらは作品のエレメントであると同時に、著者のエレメントでもある。それらによって紡がれた幻想は、読む者に仕掛けられた罠である。秘められていたものは幻創であった。」――木原浩勝

燃え盛る炎の中で提琴を奏でる少年、近くに佇む人魚――北原涼子の幼少期の記憶は夢か現か?あの日の少年に似た少女と運命的に出会った涼子は、真相へ近づこうするが、それを妨げるかのごとく彼女の身に不気味な出来事が降りかかる。異形のモノを模した玩具から呪いの類まで奇妙な品々が並ぶ、無口な店長・Tと妹・美珠(みたま)の玩具館「三隣亡(さんりんぼう)」を舞台に繰り広げられる幻想物語。


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書誌情報

紙版

発売日

2008年02月09日

ISBN

9784061825833

判型

新書

価格

定価:946円(本体860円)

ページ数

264ページ

シリーズ

講談社ノベルス

電子版

発売日

2011年10月07日

JDCN

0618258300100011000H

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