
マイページに作品情報をお届け!
ついてくるもの
ツイテクルモノ
- 著: 三津田 信三

高校二年生の私が、学校の帰り道にちらっと目にした、えも言われぬほど鮮やかな朱色。それは廃屋の裏庭に飾られたお雛様だった。どれも同じ箇所が傷付けられていた人形たちの中で、一体だけ無傷だったお姫様を助けなければと思った私は……(「ついてくるもの」)。正視に堪えない恐怖の、最新ホラー短篇集。表題作ほか6編を収録!
目次
1:夢の家
2:ついてくるもの
3:ルームシェアの怪
4:祝儀絵
5:八幡藪知らず
6:裏の家の子供
7:椅人の如き座るもの
書誌情報
紙版
発売日
2012年09月07日
ISBN
9784061828384
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社ノベルス
初出
収録作品参照
収録作品
-
作品名初出
-
作品名
夢の家
初出
『小説新潮』2011年8月号 新潮社
-
作品名
ついてくるもの
初出
「異形コレクション 憑依」光文社文庫 2010年 光文社
-
作品名
ルームシェアの怪
初出
『小説現代』2012年5月号
-
作品名
祝儀絵
初出
『ミステリマガジン』2011年3月号 早川書房
-
作品名
八幡藪知らず
初出
『メフィスト』2012年VOL.1
-
作品名
裏の家の子供
初出
『小説現代』2010年5月号
-
作品名
椅人の如き座るもの
初出
『ジャーロ』2011 AUTUMN-WINTER 光文社
著者紹介
編集者を経て2001年『ホラー作家の棲む家』(講談社ノベルス、『忌館』と改題し講談社文庫に収録)で作家デビュー。本格ミステリとホラーを融合させた独自の世界観で読者を魅了する。主な著書に『首無しの如き祟るもの』『山魔の如き嗤うもの』(以上原書房)、『凶鳥の如き忌むもの』『蛇棺葬』『百蛇堂』『スラッシャー 廃園の殺人』『密室の如き籠るもの』『生霊の如き重るもの』(以上講談社)などがある。ミステリランキングなどでも常に上位に入り、いま最も注目を集める作家である。