十津川警部 長野新幹線の奇妙な犯罪

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十津川警部 長野新幹線の奇妙な犯罪

トツガワケイブナガノシンカンセンノキミョウナハンザイ

講談社ノベルス

会社経営者の宇垣新太郎の妻、恵が誘拐され、身代金20億円が要求された。金の受け取りに成功した犯人は、恵を解放する。その後、横浜、松江でも同様の事件が発生。警視庁捜査一課の十津川警部らの捜査により、三件とも身代金の額が被害者が経営する会社の前年の純利益と同額だと判明する。そしてまた被害者たちに、意外な共通点が……


経営者狙いの連続誘拐!
企業利益に合わせた
身代金に隠された闇とは――

鍵は群馬県安中市に? 十津川警部の推理が冴える!

東京、横浜、松江で、資産家を狙った高額身代金目的の誘拐事件が発生!
いずれも犯人は身代金を手に入れ、人質は解放された。
警視庁の十津川警部は両県警と連携し、
身代金の金額と資産家たちが営む企業利益との奇妙な共通点に注目。
被害者周辺に群馬県安中市に関わる人物が必ずいると知った十津川らは、
長野新幹線で安中榛名へ向かう! 
犯人は同一人物か? 高額身代金の理由は?


目次

第一章 二つの誘拐
第二章 三つめの事件
第三章 群馬県安中市
第四章 安中榛名と安中の間
第五章 愛郷心
第六章 粉飾決算
第七章 人生の計算

書誌情報

紙版

発売日

2013年10月09日

ISBN

9784061828933

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

ページ数

176ページ

シリーズ

講談社ノベルス

初出

『小説現代』2013年3月号~9月号

著者紹介

著: 西村 京太郎(ニシムラ キョウタロウ)

1930年、東京生まれ。65年、『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。81年に『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞長編賞を受賞。鉄道推理に新境地をひらき、トラベルミステリー隆盛の先駆者となった。2004年に第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。他の追随を許さない超流行作家。

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