開かない花

学生運動に熱中し、中小企業に就職後も労働運動をしてクビになり、会員制クラブのマネージャーになった津村の前に現われた悠子は、悲しい運命の女であった。男から男を転々としながら彼女が求めていたものは、いったい何であっただろう。美女の奇妙な行動に秘められた悲劇。両親から受けついだ自分の血を呪いながら……。という表題作など、傑作６編を収録。現代社会をたくましく生きる庶民の男と女のバイタリティを描いた、興味尽きない１冊。

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書誌情報

紙版

• 発売日: 1984年09月10日
• ISBN: 9784061833821
• 判型: A6
• 価格: 定価：430円（本体391円）
• ページ数: 326ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2020年02月14日
• JDCN: 06A0000000000077407Y

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  開かない花

  初出

• 作品名

  蒸発

  初出

• 作品名

  幻の歩道橋

  初出

• 作品名

  花の変身

  初出

• 作品名

  けだるい冬

  初出

• 作品名

  蝕まれた巨犬

  初出

著者紹介

著： 黒岩　重吾（クロイワ　ジュウゴ）

解説： 武蔵野　次郎（ムサシノ　ジロウ）

装丁： 菊地　信義（キクチ　ノブヨシ）

装画： 浜野　彰親（ハマノ　アキチカ）

製品関連情報

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