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森林がサルを生んだ
シンリンガサルヲウンダ

霊長類は、食物が豊富な森林という楽園で、進化してきた。この生態的背景が、元来は植物食であった霊長類に、肉食獣的性質をも内包するという、二面性を持たせた。この傾向を強くおし進めたのが人類で、草食獣的性質が善の範疇に入る徳性を生み出し、肉食獣的性質が悪の範疇に入る行動を創造することになった。森林を舞台に進化した霊長類ゆえ、人間がサルから背負ってきた悪の原罪とは? 人間、この不思議な生物の進化の源流!
Ⓒ河合 雅雄
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書誌情報
紙版
発売日
1985年10月08日
ISBN
9784061835962
判型
A6
価格
定価:420円(本体382円)
ページ数
278ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年10月11日
JDCN
06A0000000000061830L