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牡丹の庭
ボタンノニワ

後添いとして14も年上の男に嫁いだ彰子は、家にも、夫と息子の日々の習慣にも色濃く残る先妻の幻影に怯え、とりわけ彼女が丹精した牡丹の庭に憎悪すら覚えるようになった。後妻に入った女性の微妙な心のゆらめきと翳りを、柔らかな筆で繊細に描く表題作はじめ、「白い打掛」「隅田川べり」など、女性のさまざまな生き方を情感溢れる筆致でとらえた7編を収録。清冽な抒情で心理の襞を描く純文学短編集。
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書誌情報
紙版
発売日
1985年12月09日
ISBN
9784061836402
判型
A6
価格
定価:385円(本体350円)
ページ数
188ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年12月13日
JDCN
06A0000000000065622U
収録作品
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作品名初出
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作品名
牡丹の庭
初出
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作品名
白い打掛
初出
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作品名
隅田川べり
初出
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作品名
聲
初出
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作品名
指輪
初出
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作品名
故宮の壺
初出
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作品名
ゴッホの墓
初出