狂の精神史

マイページに作品情報をお届け!

電子あり

狂の精神史

キョウノセイシンシ

講談社文庫

古代において〈狂〉とは、神に魅せられた状態であった。また芭蕉の、止みがたい漂泊の思は「そぞろ神の物について心を狂はせ」た結果であろうか。無常の世に棲む人間はその哀しさに耐えず、さまざまな〈狂〉を演ずる。その夢の世を、むなしく凝視しつづけた日本人の系譜を追って、現代の〈狂〉を予感させる名著。


精神史として〈狂〉を初めて位置づける名著〈狂〉とは人間が神的なものとの対話を知覚する心情、ある意味では人間そのものである。夢の世を虚しく凝視しつづける詩人の系譜を追い、現代の〈狂〉を予感する


Ⓒ 

  • 前巻
  • 次巻

オンライン書店で購入する

書誌情報

紙版

発売日

1987年02月13日

ISBN

9784061839281

判型

A6

価格

定価:418円(本体380円)

ページ数

228ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2018年09月07日

JDCN

06A0000000000030778Y

著者紹介

オンライン書店一覧

製品関連情報