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流離の譜
リュウリノフ

皮肉な運命に翻弄された最後の老中を描破! 本当は勤王の志を抱きながら、幕府の要職につかされたために朝敵となり、会津、函館に逃げ、数奇な生涯を送った、最後の老中・小笠原長行ーー徳川幕府の弱体化がすすんだ幕末、唐津藩主の座に、心ならずも就いた小笠原長行は、すでに36歳だった。藩中の反対勢力を制し、江戸城に伺候した長行は、時代改革の必要を次々と具申、若年寄をへて老中職を仰せつかる。しかし時勢は、あまりにも急旋回しようとしていた。長行の数奇な運命とは? 最後の老中の生涯を精緻に描いた出色長編小説。
ⒸIkuya Haraguchi
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書誌情報
紙版
発売日
1988年11月15日
ISBN
9784061843349
判型
A6
価格
定価:600円(本体545円)
ページ数
502ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2020年02月07日
JDCN
06A0000000000069459V