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鬼会
オニエ

高校のクラスメイトだった、女流作曲家・晃子の奇妙な死。その死にざまを聞かされたとき、僕は高校卒業を間近かにした節分の夜を回想していた。男女合わせて6人の演劇部仲間で、鬼会の放埓な儀式を遊びに選んだのだ。あの夜、晃子を裸かにして……。土俗的題材を、独特の美学で幻想世界に昇華させた、著者ならではの秀作集。鬼が出現した青春の一夜の妖しい美ーー鬼面をつけて戯れたあの夜の思い出が、女流作曲家の死に重なる!
倒錯の性,放縦の性を妖しく描く7編を収録高校時代の恋人が作曲した現代音楽に偶然触れた僕は二ヵ月後彼女が裸体で怪死したことを知り,高校卒業直前の一夜との符号を感じる.独得の妖美世界を描く秀作集
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書誌情報
紙版
発売日
1989年12月15日
ISBN
9784061845770
判型
A6
価格
定価:406円(本体369円)
ページ数
226ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年02月22日
JDCN
06A0000000000032933P
収録作品
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作品名初出
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作品名
歌の羽
初出
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作品名
アマゾンの春の魚
初出
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作品名
裸の森番
初出
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作品名
汐の雄身
初出
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作品名
朝妻詣で
初出
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作品名
夜叉の舌
初出