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男のためいき女の寝息
オトコノタメイキオンナノネイキ

人生の哀歓,人情の機微が滲む名エッセイ.男たちの惑いとあきらめ,女たちの怒りと密かな夢が交錯する.わかっているようでもわかっていない男と女の奥深い関係を,自分を語りつつ綴って雨彦節が冴える.
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目次
I 女の寝息
夜も眠れぬ
いい女
夫婦って何だ?
夫婦の会話
ああ言うならば、こう言おう
永遠の神秘
一週間後
なんていい気なものなんだ
母親のような女性とは?
新婚ケンカ旅行
“隠れ彼氏”とは?
責めるのが上手な女たち
ショーだからこそ
ある結婚披露宴
引き出物考
時も所もわきまえず
低血圧症候群
ヘタな遠慮
うちの主人
母性愛にかんする一考察
女言葉・男言葉
乱れてる? それとも、まちがっている?
「婦人関係なし」
ある種の母親たち
考えておく
気になる話
「出会い」という言葉について
テレビと冷蔵庫
家電の騒音
識者の嘆き
ショルダーバッグめ!
大人のオシャブリ
バックグラウンド・ミュージック
肩書きアリ
電話と女房・子供
居留守電話
ヤル気と仕事と
伝手に頼る
レジュメ無用
心残り
つきあいその罪
たまには酔態について
気分について
ネクタイと背広
ものごとの審査は……
見えるもの、見えざるもの
男、老いを語る
II 男のためいき
「文章講座」の受講生
働かざるもの
プロ以前
近視と老眼
どっちつかず
足掛け何年?
太宰・安吾・作之助
トコロデ会ヒタイヒトモナク
わが純情詩集の日
若い日の私
この賭けだけは……
強烈な一言
眼が近い代わりに
俳句と遊び心
独りになれるとき
旅は道づれ 自分づれ
木曽路はすべて……
リゾートが呼んでいる
朝は味噌汁とご飯で
正月の味
ウナギと山本周五郎
カニ食いザル
銀座のシラノの物語
女の酒二題
誰か飲み屋を想わざる
わが旧婚旅行
「鬼の霍乱」始末記
年賀欠礼
女房コンプレックス
あとがき
父の思い出 青木雅子
書誌情報
紙版
発売日
1991年07月08日
ISBN
9784061849747
判型
A6
価格
定価:427円(本体388円)
ページ数
254ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2001年01月12日
JDCN
0618497400100011000X
著者紹介
装丁: 和田 誠(ワダ マコト)