
名もなき道を(上)
ナモナキミチヲ

ただ1人、四高時代の教え子の中にどうしようもなく破滅的に見える男がいた。退職した教授吉松は、卒業後20年も司法試験を受け続けてきた槙山の、壮絶な人生の謎を追っていく。病院長の息子で、不器用に人から非難され奇行の限りを尽しながら、なぜか人の心に大きなものを残した男の青春。
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書誌情報
紙版
発売日
1991年10月04日
ISBN
9784061850224
判型
A6
価格
定価:641円(本体583円)
ページ数
388ページ
シリーズ
講談社文庫