平家物語の知恵

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平家物語の知恵

ヘイケモノガタリノチエ

講談社文庫

いま平家物語に人間関係の真髄を読みとる。登場人物数十万、人間関係のるつぼ、それが平家物語の世界である。そして頂点に立つ、平清盛、源頼朝、後白河法皇……。組織を活性化させる人間関係のつくり方。


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目次

まえがき
プロローグ 子殺しと平家物語
■頼朝はなぜ平家一族を皆殺しにしたのか。
■孫悟空のモデルたち。
第一章 平家全盛 組織運営と人間関係
■祇園精舎を読んで、わたしは、ダメ人間のいる会社のほうが良いのではないかと考えた。
■大権力者をそでにした十六歳の小娘。
■源氏没落をみて、人事のありようを考えた。
■平家一族をみて、三代目育成の困難さを考える。
■鹿谷・陰謀発覚をみて、裏切りについて考える。
■成親卿の涙をみて、不平不満の持ち方を考える。
■いさめ役・重盛をみて、出来レースについて考える。
■体制内反対派はいたほうがよい。
■実定のやり方から、不平不満の乗り越え方を考える。
■俊寛の悲劇をみて、恩の売り方について考える。
■頼政反乱をみて、「敵をつくるタイプの男」について考える。
■競の活躍から、再度「裏切り」について考える。
■福原遷都をみて、企業三十年説を考える。
■頼朝の伊豆配流生活から、左遷について考える。
■文覚上人の行動力をみて、自分を信じることについて考える。
■平家敗走をみて、サラリーマンの禄について考えた。
■重衡をみて、長たるものの責任のとり方を考える。
■高倉天皇をみて、現代政治家のレベルを考えた。
■清盛の死をみて、日本の経済を考える。
第二章 義仲・頼朝の旗上げ 激動期の行動力について
■義仲の戦術を読んで、状況適応力について考えた。
■頼朝の義仲追討軍派遣をみて、「猜疑心」について考えた。
■倶利伽羅峠の戦いをみて、人の心理を読むことについて考える。
■実盛の戦死を読んで、ダンディズムについて考えた。
第三章 義仲の敗北 人生の「勝ちパターン」「負けパターン」とは何か
■院宣の配り役・後白河法皇をみて、一流について考えた。
■頼朝の性格をみて、サラリーマンたるもの、ポカも大切だと考えた。
■義仲の京での評判をみて、カルチャー・ショックについて考えた。
■梶原・佐々木の争いをみて、ライバル関係について考えた。
■宇治川の先陣争いをみて、フットワークについて考えた。

あとがき

書誌情報

紙版

発売日

1992年03月03日

ISBN

9784061850989

判型

A6

価格

定価:406円(本体369円)

ページ数

210ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2000年09月15日

JDCN

0618509800100011000L

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