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雨の温州蜜柑姫
アメノオミカンヒメ

大河青春小説「桃尻娘」シリ-ズ遂に完結!誘拐された娘をとりもどす強い母に変貌をとげた高階涼子・旧姓醒井涼子も30才。大胆で無謀ですらある雨の温州蜜柑姫こと醒井さんの華麗にして神秘的な人生なの
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目次
第一話 雨の温州蜜柑姫
第一章 雨の午後は霧に昏れて
第二章 長いおしたく
第三章 淑女に罵声は似合わない
第四章 戦車競走には早すぎる
第五章 夜へのみじかい旅
第二話 夜の温州蜜柑姫
第一章 摩天楼は琥珀の吐息
第二章 続摩天楼は琥珀の吐息
第三章 続々摩天楼は琥珀の吐息
第四章 続々々摩天楼は琥珀の吐息
第五章 許されぬ愛に燃えて
第六章 愛は霧の中に
第七章 美しき惑いの横顔
第八章 許されぬ宿命の絆
第九章 再び愛は迷える霧の中に
第十章 めざめの時
第十一章 訪れ
第十二章 流されて
第十三章 二人の女
第十四章 春の夜空に星は瞬く
第三話 春の温州蜜柑姫
第一章 春の日の訪れはいまだ遠く
第二章 小雪舞う灯火は幻のエトランゼ
第三章 醒井凉子が学問に目覚めたその由来
第四章 ある日突然、アニー・サリヴァンは醒井凉子の目の前に現れる
第五章 ああ、ディヴィッド、私を離さないでいておいて! ──あるいはまた、恋と哲学の関係について
第六章 人生は不思議の国のアリス
第七章「ふーん」と言って中を覗けば
第八章 ベンチ
第九章 晴れた日には中世が見える
第十章 私をボートに乗せてみて
第十一章 オックスフォードでも雨はおもに広野に降る
第十二章 学園生活は楽しい
第十三章 暗雲は東から忍びよる
第十四章 凉子さん、冗談じゃありませんよ
第十五章 凉子、お母さんは泣いているぞ
第十六章 春の日の訪れは再びいまだに遠く
第四話 扉を開ける温州蜜柑姫
第五話 港が見える温州蜜柑姫
第一章 春の波止場でなにかが生まれる
第二章 さまざまな偶然は、さまざまな選択を招く
第三章 あまり好きではないのだけれど
第四章 春には氷柱がとけてゆく
第五章 ちょっとだけ首をひねって、それぞれに
第六章 白い孔雀貝
第七章 坂の途中で偶然が駆け降りて、その時少しだけ時間が停まる
第八章 だけどもう、僕の時間は進んでしまった
最終章 あなたと二人で来た丘から──
連載年譜 第六回・完結篇
文庫版のあとがき
書誌情報
紙版
発売日
1993年04月06日
ISBN
9784061853775
判型
A6
価格
定価:619円(本体563円)
ページ数
422ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2003年09月12日
JDCN
0618537700100011000P
初出
1990年9月 本社刊
著者紹介
装画: 高野 文子(タカノ フミコ)