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花と火の帝(下)
ハナトヒノミカド
- 著: 隆 慶一郎

徳川家康、秀忠の朝廷に対する姿勢は禁裏のもつ無形の力を衰弱させ、やがて無にしてしまうことだった。「禁中並公家諸法度」の制定や「紫衣事件」などの朝廷蔑視にあって、帝は幕府に反抗し、女帝に譲位し、自らは院政を敷くことにする……波瀾万丈の生を歩まれる後水尾天皇を描く、未完の伝奇ロマン。
徳川家康、秀忠の朝廷に対する姿勢は禁裏のもつ無形の力を衰弱させ、やがて無にしてしまうことだった。「禁中並公家諸法度」の制定や「紫衣事件」などの朝廷蔑視にあって、帝は幕府に反抗し、女帝に譲位し、自らは院政を敷くことにする……波瀾万丈の生を歩まれる後水尾天皇を描く、未完の伝奇ロマン。(全2巻)
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目次
和子入内(つづき)
御譲位まで
仙洞御所
書誌情報
紙版
発売日
1993年09月03日
ISBN
9784061854963
判型
A6
価格
定価:713円(本体648円)
ページ数
428ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年04月14日
JDCN
0618549600100011000R
初出
1990年1月、日本経済新聞社より刊行。(新聞連載中断後に執筆した一回分の原稿も収録)