はりねずみのルーチカ ふしぎなトラム

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はりねずみのルーチカ ふしぎなトラム

ハリネズミノルーチカフシギナトラム

「うわぁぁ! きのこがこんなに大きくなっちゃった!」
 ルーチカがさけびました。するとトゥーリが、ためいきをつきながらいいました。
「ちがうよ、ルーチカ。きのこが大きくなったんじゃない。」 
「えっ?」
「ぼくたちが、小さくなってしまったんだ。」
「ええっ!」
 そうです。きのこが、おおきくなったのではありませんでした。ルーチカたちが、小指のさきほどに小さくなってしまったのです。──本文より


いちごがたくさん実っているという「ひみつの野原」を目指したルーチカ達は、森の中でふしぎな白い輪をみつけます。
近寄ってその白い輪をよく見てみると、それは白いキノコがぐるっと円を描くように土からはえてできた輪だったのです。
そして、ソルがその輪に足をふみいれたとたん……。
今度はルーチカ達が妖精の魔法で小さくなって、フェリエの国の小さい生き物たちと助け合いながらミクロの世界を探検します。
かわいい動物たちがくりひろげる楽しいストーリーに心温まるメッセジーがこめられた大好評『はりねずみのルーチカ』シリーズの第三弾。すべての見開きに美しい挿絵が入る贅沢な一冊です。


  • 前巻
  • 次巻

目次

まえがき
いちご野原へ
妖精の輪
金の鈴
ふしぎなトラム
コリアタおじさん
夏まつり
夜光石のひみつ
さようなら 人形たち

書誌情報

紙版

発売日

2014年06月18日

ISBN

9784061957534

判型

A5

価格

定価:1,375円(本体1,250円)

ページ数

162ページ

シリーズ

わくわくライブラリー

電子版

発売日

2016年05月27日

JDCN

0619575300100011000Q

著者紹介

作: かんの ゆうこ(カンノ ユウコ)

1968年、東京生まれ、東京女学館短期大学文科卒業。主な絵本に『カノン』(絵・北見葉胡)、『マルーシカと12の月』(絵・たなか鮎子)、『ルララとトーララ クリスマスのプレゼント』(絵・おくはらゆめ)、『ふゆねこ』(絵・こみねゆら)をはじめとする“四季ねこ”シリーズ『はこちゃん』(絵・江頭路子)〔以上、すべて講談社〕、『ボッチとナナ』(絵・南塚直子 佼成出版社)、『大切なともだち』(絵・葉祥明 大和出版)など、児童書に『とびらの向こうに』(岩崎書店)がある。

絵: 北見 葉胡(キタミ ヨウコ)

1957年、神奈川県生まれ。武蔵野美術短期大学卒業。主な絵本に『カノン』(講談社)『そらの木』(岩崎書店)『リトル・レトロ・ラム』(理論社)『小学生になる日』(新日本出版社)『絵本・グリム童話シリーズ』(岩崎書店)など。『タマリンとポチロー』(講談社)で、2005年ボローニャ国際絵本原画展入選。『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)で、2009年ボローニャ国際児童図書賞(ラガッツィ賞)受賞。

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