ゲンちゃんはおサルじゃありません

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ゲンちゃんはおサルじゃありません

ゲンチャンハオサルジャアリマセン

原始時代の子どもゲンちゃんは、毎朝友だちのジュらちゃんとベルムくんと草原の向こうの学校へ行きます。途中に食べられる草を探して朝ご飯にしたり、水牛の大群にあったり、魚を釣ったりと思い思いの行動をしますが、現代と違って日々の道中は常に命の危険と隣り合わせ。それでも自然の中でたくましく成長していく子どもだちを元気いっぱいに描きます。すべての見開きにまるで原始時代に旅したような迫力ある楽しい挿絵入り。


ゲンちゃんが あさおきて さいしょに する ことは、はみがきでも うんちでも ありません。
 まずは、木にのぼること。
 そして、お日さまに むかって ごあいさつ。
 「うっほー!」
 空は、まっさお。
とおくの 山では、 マンモスが ほえて います。
──本文より。

食べる魚と食べられる魚それぞれの成長と友情を描いた不朽の名作「ライギョのきゅうしょく」の阿部夏丸氏待望の最新作!

原始時代の子どもゲンちゃんは、毎朝友だちのジュラちゃんとベルムくんと草原の向こうの学校へ行きます。

原始時代には時計がないので、遅刻をすることはありません。好きなだけ道草をくいながら通学します。

食べられる草を探して朝ご飯を食べたり、水牛の大群が通り過ぎるのをじっとまったり、湖で魚を釣って火をおこして焼いたりと、思い思いの行動をして楽しみますが、現代と違って日々の道中は常に命の危険と隣り合わせ……。そんな大自然の中でたくましく成長していく子どもだちを「みんな おんなじ ただしい 人間の子ども」として、元気いっぱいに描いた作品です。

大人気の絵本作家、高畠那生氏の迫力のある挿絵がすべての見開きに入ります。見事に表現されたワイルドな原始時代のイメージも必見です。


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書誌情報

紙版

発売日

2018年05月17日

ISBN

9784061957831

判型

A5

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

88ページ

シリーズ

どうわがいっぱい

著者紹介

作: 阿部 夏丸(アベ ナツマル)

1960年愛知県生まれ。名古屋芸術大学を卒業後、幼稚園絵画講師、書店店長などを経験。『泣けない魚たち』で第11回坪田譲治文学賞・第6回椋鳩十児童文学賞をダブル受賞、『ライギョのきゅうしょく』が2000年全国読書感想文コンクール課題図書に選ばれた。『オタマジャクシのうんどうかい』で第14回ひろすけ童話賞を受賞。『オグリの子』は、NHKでドラマ化された。

絵: 高畠 那生(タカバタケ ナオ)

1978年岐阜生まれ。絵本作家。主な作品に『ぼく・わたし』『チーター大セール』(ともに絵本館)『いぬのムーバウいいねいいね』(講談社)『おまかせツアー』(理論社)『ぞうの金メダル』(作・斉藤洋/偕成社)『飛んでった家』(作・クロードロワ/訳・石津ちひろ/長崎出版)がある。

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