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リンちゃんとネネコさん
リンチャントネネコサン
意外なかたちで出会ったリンちゃんと、負けずぎらいなおばあさんのネネコさん。リンちゃんは、ネネコさんを、クラスのみんなでつくる劇の主人公にしようと思いたちます。一方、ネネコさんは、リンちゃんのすがたに、わかいころの自分を重ねるのでした。年がかけはなれた見ず知らずのふたりの友情の物語。
夏のはじめ、日曜の午後。
小学4年生のリンちゃんが、並木道をすいすいと、かけぬけていきます。友だちと会うために、急いで公園に向かっているところです。「お先にごめんなさい」と、どこかのおばあさんを追いぬいたら、「負けてたまるか!」と、しわがれ声が、リンちゃんの耳もとをかすめて……。
意外なかたちで出会ったリンちゃんと、負けずぎらいなおばあさんのネネコさん。リンちゃんは、ネネコさんを、クラスのみんなでつくる劇の主人公にしようと思いたちます。一方、ネネコさんは、リンちゃんのすがたに、わかいころの自分を重ねるのでした。
年がかけはなれた見ず知らずのふたりの友情の物語。
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目次
1 追いつ追われつ並木道
2 名案なし、アイデアもゼロ
3 走らない、やくそく
4 おばあさまは、まじょの顔
5 計算テストとボタンつけ
6 サンド作りは、お手のもの
7 玉子サンドに花たばそえて
8 いちどきに、みんなが会えた、つながった
書誌情報
紙版
発売日
2017年07月26日
ISBN
9784061957855
判型
A5
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
128ページ
シリーズ
わくわくライブラリー
電子版
発売日
2017年10月27日
JDCN
06A0000000000002343J
著者紹介
作家。『こりすが五ひき』で講談社児童文学新人賞佳作。その後、「きつねの子」シリーズ(あかね書房)で路傍の石幼少年文学賞、『あしたもよかった』(小峰書店)で小学館文学賞、『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)で野間児童文芸賞、『パンやのくまちゃん』(あかね書房)でひろすけ童話賞、『ハナと寺子屋のなかまたち 三八塾ものがたり』(理論社)で赤い鳥文学賞を受賞。他に『おとうとねずみチロのはなし』『一さつのおくりもの』『りんごの花がさいていた』(以上、講談社)、「もりやまみやこ童話選」(全5巻・ポプラ社)など多数。神奈川県在住。
画家。東京農業大学応用生物科学部バイオサイエンス学科卒。ゴム版画によるイラストレーションを制作している。挿絵に、「ミストマントル・クロニクル」シリーズ(著/マージ・マカリスター,訳/高橋 啓,小学館)、『アヤカシさん』(作/富安陽子,福音館書店)などがある。埼玉県在住。