風と光と二十の私と

“余は偉大なる落伍者となって歴史のなかによみがえる”雪の国新潟の教室の机に彫って上京し、あえて、孤独な自己鍛練の世界に彷徨する、“精神の巨人”坂口安吾の繊細にして豪放、聖にして俗の、ダイナミックな自伝世界。

目次

●女占師の前にて
●おみな
●孤独閑談
　他

書誌情報

紙版

• 発売日: 1988年10月03日
• ISBN: 9784061960275
• 判型: A6
• 価格: 定価：1,760円（本体1,600円）
• ページ数: 452ページ
• シリーズ: 講談社文芸文庫

電子版

• 発売日: 2013年11月22日
• JDCN: 0619602700100011000F

収録作品

• 作品名
  初出

• 作品名

  女占師の前にて

  初出

• 作品名

  おみな

  初出

• 作品名

  孤独閑談

  初出

• 作品名

  古都

  初出

• 作品名

  二十一

  初出

• 作品名

  いずこへ

  初出

• 作品名

  魔の退屈

  初出

• 作品名

  石の思い

  初出

• 作品名

  私は海を抱きしめていたい

  初出

• 作品名

  わがだらしなき戦記

  初出

• 作品名

  二十七歳

  初出

• 作品名

  わが戦争に対処せる工夫の数々

  初出

• 作品名

  暗い青春

  初出

• 作品名

  三十歳

  初出

• 作品名

  死と影

  初出

• 作品名

  釣り師の心境

  初出

• 作品名

  わが精神の周囲

  初出

• 作品名

  小さな山羊の記録

  初出

著者紹介

著： 坂口　安吾（サカグチ　アンゴ）

解説： 坂口　三千代（サカグチ　ミチヨ）

解説： 川村　湊（カワムラ　ミナト）