風媒花

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風媒花

フウバイカ

講談社文芸文庫

エロ作家と自称する傍観者・峯三郎を小説の目に据え中国文化研究会のメンバー、情人蜜枝、マルクス青年守、桃代、細谷源之助……多彩な登場人物たちの3日間を切りとり、時間の同時性と野太い文体を駆使して貪婪無気味な人間探究を展開。無限の苦悩と憧れの象徴〈中国〉を背景に混沌とした社会の肌を非情な眼で生々しく抉る戦後文学の記念碑的傑作。


目次

風媒花

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書誌情報

紙版

発売日

1989年03月03日

ISBN

9784061960404

判型

A6

価格

定価:1,210円(本体1,100円)

ページ数

348ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

著者紹介

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