野原をゆく

野原をゆく

ノハラヲユクゲンダイニホンノエッセイ

講談社文芸文庫

人間と自然の“存在自身の淋しさ”に美の極致を見、己れを遂に帰らぬ「永劫の旅人」に擬する西脇順三郎。赤土の崖の野っ原を彷徨う詩人の逍遥は、時空を超え枯れ野への夢を追った芭蕉や西行の旅の想いに重なる。『Ambarvalia』、連作詩『旅人かへらず』によって、現代日本の詩の世界に衝撃的な影響を与えた詩人が、透徹した文体の裡に静かな感動を与える名エッセイ。


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書誌情報

紙版

発売日

1990年05月02日

ISBN

9784061960800

判型

A6

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

374ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

収録作品

  • 作品名

    初出

  • 作品名

    水鳥の言葉

    初出

  • 作品名

    春すぎて

    初出

  • 作品名

    夏から冬へ

    初出

  • 作品名

    秋の日

    初出

  • 作品名

    タイフーン

    初出

  • 作品名

    月、なす、すすき

    初出

  • 作品名

    むさし野

    初出

  • 作品名

    美しい季節

    初出

  • 作品名

    年の終り

    初出

  • 作品名

    四十年前の三田の山

    初出

  • 作品名

    自然の憧れ

    初出

  • 作品名

    自然の哀愁

    初出

  • 作品名

    イタリアの野を行く

    初出

  • 作品名

    自然の風情

    初出

  • 作品名

    日本の風情

    初出

  • 作品名

    雑草の美学

    初出

  • 作品名

    雑草と記憶

    初出

  • 作品名

    路傍雑考

    初出

  • 作品名

    街路の雑草

    初出

著者紹介